“ぐわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:グワ
語句割合
52.9%
17.6%
11.8%
11.8%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
え立てのたゝみうへに、丸い紫檀の刳抜盆くりぬきぼんが一つてゐて、なかに置いた湯呑には、京都の浅井黙語の模様ぐわけてあつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
寒い話では、鍬の刃先はさきにはさまった豆粒まめつぶを噛みに来た鼠の舌が鍬に氷りついたまゝ死に、鼠をげると重たい開墾かいこんぐわがぶらり下ってもはなれなかった話。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
さういふ町内にぼく將棋せうき好敵こうてき手がゐる。あらたまつて紹介せうかいすれば、新美じゆついんいん、國ぐわ總帥そうすいの梅原りう三郎畫伯ぐわはくその人だが、なアにおたがひに負けずきらひで相當地つりでもある二人。
しんち五じやうけり、の・しやうたる、士卒しそつ最下さいかなるもの衣食いしよくおなじうし、ぐわするにせきまうけず、くに(七〇)騎乘きじようせず、みづかかてつつになひ、士卒しそつ勞苦らうくわかつ。そつ(七一)しよものり。
銀ギセルを横ぐわえに、唐桟とうざんの羽織に角帯といった風采で、見るからに、ぼくの父などとは肌合いの違う人であった。体格もでっぷりとしてい、仲通りの相場師仲間でも怖がられた者だったそうである。