“えか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
会下27.3%
画描27.3%
18.2%
絵描18.2%
慧可4.5%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
師の名は疎石そせき夢窓むそうと号して、ねいさん会下えかに参じ、仏国禅師ぶっこくぜんじの法脈をつぎ、今や、五山第一のとなえもあるとか。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桃色ももいろの大きな月はだんだん小さく青じろくなり、かしわはみんなざわざわい、画描えかきは自分のくつの中に鉛筆えんぴつけずってへんなメタルの歌をうたう、たのしい「夏のおどりのだい三夜」です。
いたってえかくなっていやらしく成ったもんだから、間ア悪がって……早くっされよ、ちいさえうちは大概ていげえわしおぶったんだ、情夫おとこが居るもんだから見えして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それは一人の絵描えかきが露店を張って、通る人の求めに応じて、さまざまの絵を描いているのであります。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
達磨言う、「汝得タリ吾骨」。最後に慧可えか礼三拝らいさんぱい後、依位而立。達磨云、「汝得タリ吾髄
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
画工は、そちはき子なり、えかきてやらむ、果子をや与へむ、こゝに銭もあり、といひつゝ衣のかくしを探して、財布を取り出し、中なる銭をば、ことごとく我に与へき。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)