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えけ
「
夏蕎麥でもとれんなかうい
鹽梅ぢや
粒も
大え
樣だな」おつたは
庭を
見た
儘復た
第一に
目に
觸れる
蕎麥に
就ていつた。
俺れにや
打ち
出されつとも、
此んで
俺ら
力は
強かつたかんな、
仕事ぢや
卯平も
強かつたが、かうだ
大え
體格して
相撲ぢや
俺れにやかたでぺた/\だ。
其れ
處ぢやねえや、
俺らと一
緒に
居んのせえ
厭なんだんべが、
別々に
成つちやつたな、つまんねえ、
餘計な
錢なんぞ
遣つて、
俺らだつて
大えこと
手間打つこんだな