絵描えか)” の例文
子どもらは、この絵描えかきのおじさんに、こうセビリつけばきっと絵をくれるということを、これまでの経験でも知っていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは一人の絵描えかきが露店を張って、通る人の求めに応じて、さまざまの絵を描いているのであります。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「むすこは巴里の花形画家で、おやじゃ野原のへぼ絵描えかき……」
巴里のむす子へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「いけないのよ、嘘よ、あんな絵描えかきがあるもんですか、ありゃ豪傑ですよ」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)