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会下
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えか
ふりがな文庫
“
会下
(
えか
)” の例文
旧字:
會下
後年
黄檗慧林
(
おうばくえりん
)
の
会下
(
えか
)
に、当時の病み耄けた僧形とよく似寄った
老衲子
(
ろうのうし
)
がいた。これも
順鶴
(
じゅんかく
)
と云う
僧名
(
そうみょう
)
のほかは、何も
素性
(
すじょう
)
の知れない人物であった。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
師の名は
疎石
(
そせき
)
、
夢窓
(
むそう
)
と号して、
寧
(
ねい
)
一
山
(
さん
)
の
会下
(
えか
)
に参じ、
仏国禅師
(
ぶっこくぜんじ
)
の法脈をつぎ、今や、五山第一の
称
(
とな
)
えもあるとか。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玄関に待つ
野明
(
のあき
)
さんは
坊主頭
(
ぼうずあたま
)
である。台所から首を出した爺さんも坊主頭である。主人は哲学者である。居士は
洪川和尚
(
こうせんおしょう
)
の
会下
(
えか
)
である。そうして家は森の中にある。
後
(
うしろ
)
は
竹藪
(
たけやぶ
)
である。
京に着ける夕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「されば、これは国々の
会下
(
えか
)
をめぐり、近くは
鳳儀山
(
ほうぎさん
)
の大智和尚にも参じていた旅の
雲水
(
うんすい
)
でござりまする」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
のみならず家康の
妾
(
しょう
)
お
万
(
まん
)
の
方
(
かた
)
も彼女の生んだ
頼宣
(
よりのぶ
)
のために一時は彼に年ごとに二百両の金を
合力
(
ごうりょく
)
していた。最後に直之は武芸のほかにも
大竜和尚
(
だいりゅうおしょう
)
の
会下
(
えか
)
に参じて
一字不立
(
いちじふりゅう
)
の道を修めていた。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
兄の了庵の
会下
(
えか
)
の者で死ぬほど尼に恋した若僧があった。
美しい日本の歴史
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“会下”で始まる語句
会下山
会下山上