“画描”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えか75.0%
ゑか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはほんの馬鹿な画描えかきの女なのですからね、今あなたにともかく何かお答えできるとしても、またあなた御自身の天職を、あなたの攻撃から防いであげられるとしても
桃色ももいろの大きな月はだんだん小さく青じろくなり、かしわはみんなざわざわい、画描えかきは自分のくつの中に鉛筆えんぴつけずってへんなメタルの歌をうたう、たのしい「夏のおどりのだい三夜」です。
竹田ちくでんき人なり。ロオランなどの評価を学べば、善き画描ゑかき以上の人なり。世にあらば知りたき画描き、大雅たいがを除けばこの人だと思ふ。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大雅たいがは偉い画描ゑかきである。昔、高久靄崖たかひさあいがい一文いちもん無しの窮境にあつても、一幅の大雅だけは手離さなかつた。ああ云ふ英霊漢えいれいかんの筆に成つたは、何百円といへども高い事はない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)