“ゑが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヱガ
語句割合
64.9%
17.5%
15.5%
惠賀1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもふに、ゑがける美人びじんは、ける醜女しうぢよよりもなりつたく、かん武帝ぶてい宮人きうじん麗娟りけんとしはじめて十四。たまはだへつややかにしてしろく、うるほふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むかし延長えんちやうの頃、三井寺に興義こうぎといふ僧ありけり。絵にたくみなるをもて名を世にゆるされけり。つねゑがく所、仏像ぶつざう山水さんすゐ花鳥くわてう事とせず。
拜殿の欄間らんまには、土佐風とさふうゑがいた三十六歌仙かせんが行儀よくつらねられ、板敷の眞中まんなかには圓座ゑんざが一つ、古びたまゝに損じては居なかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
御年一百三十歳ももぢまりみそぢ。甲午の年九月九日に崩りたまひき。御陵は、川内かふち惠賀ゑが裳伏もふしの岡にあり。
天皇御年七十八歳ななそぢまりやつ。(甲午の年正月十五日崩りたまひき。)御陵は河内かふち惠賀ゑが長枝ながえにあり。
舟は岸に近づきてゑがき、我がちて望めるほとりに漕ぎ寄せられたり。翁が手は艣を放てり。