『窓』
バルコンの上だとか、 窓枠のなかに、 一人の女がためらつてさへゐれば好い…… 目のあたりに見ながらそれを失はなければならぬ 失意の人間に私達がさせられるには。 が、その女が髮を結はうとして、その腕を やさしい花瓶のやうに、もち上げでもしたら …
著者 | ライネル・マリア・リルケ |
翻訳者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > ドイツ文学 > 詩 |
初出 | 「晩夏」甲鳥書林、1941(昭和16)年9月20日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
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