『窓』
沢山な窓のある家、 一つ一つの窓から顔が出てゐる。 顔には地図が描いてある。 みんなの地図が読める、 鳥籠も描いてある、花もあり、コップも、望遠鏡も、並ぶ顔、水筒、 霧、黎明とパイプも確実につながつてお互の陰翳を持つてゐる。 痙攣する避雷針 …
著者 | 古賀春江 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「古賀春江画集」第一書房、1931(昭和6)年 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
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