“くかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
区劃63.6%
区画24.2%
躯殻6.1%
躯殼3.0%
區畫3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来の地質図に色別してある秩父古生層と花崗岩しくは石英閃緑岩との区劃くかく線は、頗る怪しい箇所が有ることは断言するに躊躇せぬ。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
過去の面影と現在の苦痛不安とが、はっきりと区画くかくを立てておりながら、しかもそれがすれすれにすりよった。銃が重い、背嚢が重い、脚が重い。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
高よりち、刃にやぶれて身にあずからず。しかるに、わが心に痛苦を知る。死後は躯殻くかくなしといえども、しかも神魂なおあり、痛苦いずくんぞ知らざらんや
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
〔譯〕死を畏るゝは生後の情なり、躯殼くかく有つて後にの情あり。死を畏れざるは生前の性なり、躯殼くかくはなれて始て是の性を見る。
〔譯〕本然ほんぜん眞己しんこ有り、躯殼くかく假己かこ有り。須らく自らみとめ得んことを要すべし。
その表面ひようめんには袈裟襷けさだすきといつて、ぼうさんの袈裟けさのように格子型かうしがた區畫くかくした模樣もようをつけたものや、また流水紋りゆうすいもんといつてなが渦卷うづまきの模樣もようをつけたものもあり
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)