“句切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぎ50.0%
くぎり33.3%
くきり8.3%
くぎれ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拳固げんこ……つねもち、……あかいお團子だんご。……それが可厭いやなら蝦蛄しやこ天麩羅てんぷら。」と、ひとツづゝ句切くぎつて憎體にくたらしくふしをつける。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それは人にものを話す時分に何々でありますとか、何やらであるとか、必ずある談話のおしまいには句切くぎりをつける。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
白紙しらがみ手頼たよみづ手頼たより、紙捻こより手頼たよりにい……」と巫女くちよせばあさんのこゑ前齒まへばすこけてため句切くきりやゝ不明ふめいであるがそれでも澁滯じふたいすることなくずん/\とうてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
蕪村以前の俳句は五七五の句切くぎれにて意味も切れたるが多し。たまたま変例と見るべきものもなお
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)