“浪除杭”の読み方と例文
読み方割合
なみよけぐい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
□「浪除杭なみよけぐい打付ぶっつかった溺死人どざえもんは娘の土左衛門で小紋の紋付を着て紫繻子の腹合せの帯を締めて居る、い女だがこも船子ふなこが掛けてやった」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小三郎は左様な事とは知らず、杖にすがって土橋を渡り、仲木場の方の曲り角の柵矢来さくやらいの処まで来ますると、ドブリ/″\と浪除杭なみよけぐいへ打ち附ける潮の音が聞えまする。
友「此処こゝはねえ浪除杭なみよけぐいが打ってあって、杭の内は浅いから外へ飛込まなければならんが飛べるかえ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)