“焼木杭”の読み方と例文
読み方割合
やけぼっくい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
担当の警官が飛んできて、焼木杭やけぼっくいを掻きのけ、燃え残った外側の落し戸を壊して地下室をのぞきこんでいたが
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
掻き散らされた焼木杭やけぼっくいに水をかけたように、いつとはなしに愉快な音色はその静寂のうちに消えてしまった。
相手が上手うわてだったからかなわない、一応は降参して、向後きょうこう然様さようなところへはまいりませぬと謝罪して済んだが、そこには又あやしきは男女の縁で、焼木杭やけぼっくいは火の着くことはや
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)