“木杭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼっくい66.7%
きぐい16.7%
ぼつくひ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここが伐採本部で、石川組作業場という白ペンキ塗りの木杭ぼっくいが立っている。トラックの来往はげしく、活気が溢れている。
現代忍術伝 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
半鐘はんしょうの音はその暴風雨あらしの中にきれぎれに響いた。郡奉行こおりぶぎょうの平兵衛は陣笠じんがさ陣羽織じんばおり姿すがた川縁かわべりへ出張して、人夫を指揮して堤防の処どころへ沙俵すなだわらを積み木杭きぐいを打ち込ましていた。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)