“ぼっくい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木杭80.0%
棒杭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「伊勢守様も、もう都の空だよ。大胡城は去年、上杉勢に攻め落されて、石垣と木杭ぼっくいしか残っていない。そこに今あるのは、上杉家の侍衆さむらいしゅうのお陣屋さ」
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
焼け木杭ぼっくい見たいになっているかも知れない……そう思うと情けないやら、なつかしいやら、またそれがいかにも無残で、惜しいやら、私はただもうふらふらとその現場へ飛んで行きたくなりました。
「おい、どうしたんだい。キスしないかよ。婚礼がすんだら、キスするんだよ。両方から寄っかかって行きな。なんとかいうんだぜ。まるで棒杭ぼっくいみたいだ、お前たちゃ」
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)