“ぼうぐひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棒杭85.7%
棒杙14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大井川の棒杭ぼうぐひにしがみついて、天道てんだうさまを、うらんでゐたんぢや、意味ないよ。あ、ひとり在るよ。日本にも、勇敢なやつが、ひとり在つたぞ。あいつは、すごい。知つてるかい?
富嶽百景 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
棒杭ぼうぐひのやうに突立つて、じつと剽軽な男の顔を見つめてゐた。そこらの卓子テーブルに居合はせた人達は、じつと鳴りを鎮めて、この音楽家の返答を待つてゐた。ホフマンは静かな声で言つた。
新石器時代しんせつきじだい人間にんげんは、またあるところでは湖水こすいなか棒杙ぼうぐひつてそのうへ小屋こやまうけてんでゐました。そしてその小屋こやおほあつまつてひとつの村落そんらくをつくつてゐました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのそこ棒杙ぼうぐひ一萬本いちまんぼんもにょき/\とつてゐるのをケラーといふ學者がくしや發見はつけんしまして、だん/″\研究けんきゆうした結果けつか、これがむかしひと湖上住居こじようじゆうきよあとであることがわかりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)