“木杭(きぐい)” の例文
半鐘(はんしょう)の音はその暴風雨(あらし)の中にきれぎれに響いた。郡奉行(こおりぶぎょう)の平兵衛は陣笠(じんがさ)陣羽織(じんばおり)姿(すがた)で川縁(かわべり)へ出張して、人夫を指揮して堤防の処どころへ沙俵(すなだわら)を積み木杭(きぐい)を打ち込ましていた。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)