“気味合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きみあい90.9%
ニュアンス9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実はかく申すせいも数年前までは『古今集』崇拝の一人にてそうらいしかば、今日世人が『古今集』を崇拝する気味合きみあいはよく存申ぞんじもうし候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
はぎの花むらを見ている静かな主水の横顔を、伝内はわきからながめていたが、主水の今日の身仕舞に軽薄なほど派手な気味合きみあいのあることに気がついた。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その息吹いぶきを呼吸し、同じ床に相並んで寝た二人の者のように、その心臓の音がじかに自分の心臓へ響くのを聞き、そのかすかなおののき、時間や季節や晴れ日や曇り日の無数の気味合ニュアンス