吃驚びッくり)” の例文
賢ちゃんが吃驚びッくりして眼を円くした時、私は卒然いきなりバタバタと駈出し、前へ行く児にトンと衝当つきあたる。何しやがるンだいと、其児に突飛されて、又誰だかに衝当つきあたる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と雪江さんは吃驚びッくりしたかおをして、突然破裂したように笑い出した。娘というものは壺口つぼくちをして、気取って、オホホと笑うものとばかり思ってる人は訂正なさい。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と雪江さんの吃驚びッくりしたような声がして、大方おおかた振向いたのだろう、かおの輪廓だけが微白ほのじろ暗中あんちゅうに見えた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)