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吃驚
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びツくり
ふりがな文庫
“
吃驚
(
びツくり
)” の例文
不気味
(
ぶきみ
)
で
投出
(
なげだ
)
さうとするとずる/″\と
辷
(
すべ
)
つて
指
(
ゆび
)
の
尖
(
さき
)
へ
吸
(
すひ
)
ついてぶらりと
下
(
さが
)
つた
其
(
そ
)
の
放
(
はな
)
れた
指
(
ゆび
)
の
尖
(
さき
)
から
真赤
(
まつか
)
な
美
(
うつく
)
しい
血
(
ち
)
が
垂々
(
たら/\
)
と
出
(
で
)
たから、
吃驚
(
びツくり
)
して
目
(
め
)
の
下
(
した
)
へ
指
(
ゆび
)
をつけてじつと
見
(
み
)
ると
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然
(
さ
)
うやつて
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にやら
現
(
うつゝ
)
とも
無
(
な
)
しに、
恁
(
か
)
う、
其
(
そ
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
な、
結構
(
けつこう
)
な
薫
(
かほり
)
のする
暖
(
あツたか
)
い
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
へ、
柔
(
やはら
)
かに
包
(
つゝ
)
まれて、
足
(
あし
)
、
腰
(
こし
)
、
手
(
て
)
、
肩
(
かた
)
、
頸
(
えり
)
から
次第
(
しだい
)
に、
天窓
(
あたま
)
まで一
面
(
めん
)
に
被
(
かぶ
)
つたから
吃驚
(
びツくり
)
、
石
(
いし
)
に
尻持
(
しりもち
)
を
搗
(
つ
)
いて
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“吃驚”の意味
《名詞》
吃 驚(きっきょう、きっけい, 当て字:びっくり)
驚くこと。
(出典:Wiktionary)
吃
漢検準1級
部首:⼝
6画
驚
常用漢字
中学
部首:⾺
22画
“吃驚”で始まる語句
吃驚仰天
吃驚敗亡