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尻持
ふりがな文庫
“尻持”の読み方と例文
読み方
割合
しりもち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しりもち
(逆引き)
甲野さんはただああと云ったばかりで、いきなり蝙蝠傘を
放
(
ほう
)
り出すと、その上へどさりと
尻持
(
しりもち
)
を突いた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
貧乏動
(
びんぼうゆる
)
ぎと云ふ
胴揺
(
どうゆす
)
りで、ふてくされにぐら/\と
拗身
(
すねみ
)
に震ふ……はつと思ふと、左の足が
股
(
もも
)
のつけもとから、ぽきりと折れて、ポンと
尻持
(
しりもち
)
を
支
(
つ
)
いた
体
(
てい
)
に、
踵
(
かかと
)
の黒いのを
真向
(
まむ
)
きに見せて
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それも
飽
(
あ
)
きたから、寝られないまでも
床
(
とこ
)
へはいろうと思って、寝巻に
着換
(
きが
)
えて、
蚊帳
(
かや
)
を
捲
(
ま
)
くって、赤い
毛布
(
けっと
)
を
跳
(
は
)
ねのけて、とんと
尻持
(
しりもち
)
を
突
(
つ
)
いて、
仰向
(
あおむ
)
けになった。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
尻持(しりもち)の例文をもっと
(8作品)
見る
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“尻”で始まる語句
尻
尻尾
尻餅
尻端折
尻目
尻込
尻切
尻馬
尻眼
尻上
“尻持”のふりがなが多い著者
夏目漱石
泉鏡太郎
泉鏡花