“しりもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尻餅77.0%
臀餅10.0%
尻持8.0%
尻餠5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人は大きな音を立てて尻餅(しりもち)をついたのだ。京子の左手を握ったまま。非常に滑稽(こっけい)な図であった。それ故に一層物凄く恐ろしかった。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
不意(ふい)の出来事(できごと)に、女房(にょうぼう)は思(おも)わずキャッ! と叫(さけ)んで、地面(じべた)に臀餅(しりもち)をついて了(しま)いましたが、その頃(ころ)の人間(にんげん)は現今(いま)の人間(にんげん)とは異(ちが)いまして、少(すこ)しは神(かみ)ごころがございますから
貧乏動(びんぼうゆる)ぎと云ふ胴揺(どうゆす)りで、ふてくされにぐら/\と拗身(すねみ)に震ふ……はつと思ふと、左の足が股(もも)のつけもとから、ぽきりと折れて、ポンと尻持(しりもち)を支(つ)いた体(てい)に、踵(かかと)の黒いのを真向(まむ)きに見せて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
罪(つみ)は産婆(さんば)にもあつた。けれども半(なかば)以上(いじやう)は御米(およね)の落度(おちど)に違(ちがひ)なかつた。臍帶纏絡(さいたいてんらく)の變状(へんじやう)は、御米(およね)が井戸端(ゐどばた)で滑(すべ)つて痛(いた)く尻餠(しりもち)を搗(つ)いた五ヶ月(げつ)前(まへ)既(すで)に自(みづか)ら釀(かも)したものと知(し)れた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)