“尻切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しりき61.5%
しりきり23.1%
しりきれ15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、こんな尻切しりきれトンボのような狂言を実際舞台でやれるかどうかは知りませんが、決して無邪気に笑うことはできないでしょう。
文学のふるさと (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
事件の筋道が尻切しりきりトンボになって、有耶無耶うやむやになった不愉快さといったらないね。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一昨日は、どうも、つくし殿の名文に圧倒され、ペンが震えて字が書けなくなり、尻切しりきれとんぼのお手紙になって失礼しました。
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)