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しりきり
ふりがな文庫
“しりきり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
尻切
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尻切
(逆引き)
事件の筋道が
尻切
(
しりきり
)
トンボになって、
有耶無耶
(
うやむや
)
になった不愉快さといったらないね。
近眼芸妓と迷宮事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
『浮雲』第三篇は作者の日記の端に書留めた腹案に由ると、お勢の堕落と文三の絶望とに終るのだが、発表されたものを見ると、腹案の半ばにも達しないで中途から
尻切
(
しりきり
)
とんぼに打切られておる。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
見た
体
(
てい
)
は、
褪
(
あ
)
せた
尻切
(
しりきり
)
の茶の
筒袖
(
つつッぽ
)
を着て、袖を合わせて、手を
拱
(
こまぬ
)
き、紺の
脚絆穿
(
きゃはんばき
)
、
草鞋掛
(
わらじがけ
)
の細い脚を、車の裏へ、
蹈揃
(
ふみそろ
)
えて、
衝
(
つ
)
と伸ばした、
抜衣紋
(
ぬきえもん
)
に
手拭
(
てぬぐい
)
を巻いたので、襟も隠れて見分けは附かぬ。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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