“尻切蜻蛉”の読み方と例文
読み方割合
しりきれとんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片端かたっぱしから迷宮にい込んだのだろう……なんかと思い思い、そんな迷宮事件や尻切蜻蛉しりきれとんぼ事件の一つ一つを点検して行くと、目星めぼしい記事がタッタ一つ見付かった。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
仇っぽい声はそれっきり尻切蜻蛉しりきれとんぼになりました。誰か不意にやって来た人影に驚かされた様子です。
属官にしても田舎町に葉巻の無い位はわきまへてゐるが、すべて、何かの「長」になつてゐる者は、部下が尻切蜻蛉しりきれとんぼのやうにきり/\まひをするのを見るのがたのしみなものだといふ事を知つてゐる。