この小説は、「健康道場」と称する或る療養所で病いと闘っている二十歳の男の子から、その親友に宛てた手紙の形式になっている。手紙の形式の小説は、これまでの新聞小説には前例が少かったのではなかろうかと思われる。だから、読者も、はじめの四、五回は少 …
				
		
				| 著者 | 太宰治 | 
				
				| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 | 
				| 初出 | 「河北新報」河北新報社、1945(昭和20)年10月22日~1946(昭和21)年1月7日 | 
		
				| 文字種別 | 新字新仮名 | 
		
				| 読書目安時間 | 約2時間50分(500文字/分) | 
				| 朗読目安時間 | 約4時間43分(300文字/分) |