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『青鬼の褌を洗う女』
ふりがな文庫
『
青鬼の褌を洗う女
(
あおおにのふんどしをあらうおんな
)
』
匂いって何だろう? 私は近頃人の話をきいていても、言葉を鼻で嗅ぐようになった。ああ、そんな匂いかと思う。それだけなのだ。つまり頭でききとめて考えるということがなくなったのだから、匂いというのは、頭がカラッポだということなんだろう。 私は近頃 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「愛と美」朝日新聞社、1947(昭和22)年10月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間21分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
連
(
つれ
)
噛
(
かじ
)
懇
(
ねんごろ
)
盲
(
めし
)
眼
(
まなこ
)
狎
(
な
)
顫
(
ふる
)
附文
(
つけぶみ
)
長押
(
なげし
)
躓
(
つまず
)
赧
(
あか
)
袷
(
あわせ
)
苛々
(
いらいら
)
米
(
メートル
)
乾児
(
こぶん
)
我人
(
われひと
)
当
(
あて
)
孟宗
(
もうそう
)
取的
(
とりてき
)
凜々
(
りり
)
倅
(
せがれ
)
仰有
(
おっしゃ
)
仇
(
あだ
)