“蜜”の読み方と例文
読み方割合
みつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それで彼女の気がすむなら、それもよかろう。おれはおれでもう少しの時間、このみつのような眠りをむさぼれればそれでいいのだ。
待っている女 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
山の手ではからすうりの花が薄暮の垣根かきねに咲きそろっていつものの群れはいつものようにせわしくみつをせせっているのであった。
からすうりの花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
やゝしばらくすると大きな無花果の少年こどもほゝの上にちた。るからしてすみれいろつやゝかにみつのやうなかほりがして如何いかにも甘味うまさうである。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)