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『待っている女』
ふりがな文庫
『
待っている女
(
まっているおんな
)
』
寒い日だった。その朝、彼は妻とちょっとした喧嘩をした。せっかくの日曜日なので、彼がゆっくりと眠りたいのに、妻はガミガミと彼の月給についての文句をいい、枕をほうりなげて、挙句のはて、手ばやく外出の仕度をして部屋から出て行ってしまったのだ。 蒲 …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ヒッチコック・マガジン 第四巻第三号」宝石社、1962(昭和37)年2月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
むな
)
憩
(
いこい
)
掌
(
て
)
逸
(
そ
)
誰
(
だれ
)
訊
(
き
)
疼
(
うず
)
目配
(
めくば
)
真赤
(
まっか
)
睡
(
ねむ
)
瞳
(
ひとみ
)
箸
(
はし
)
羞恥
(
しゅうち
)
膝
(
ひざ
)
蒲団
(
ふとん
)
蜜
(
みつ
)
襟
(
えり
)
煙草
(
たばこ
)
諒解
(
りょうかい
)
諦
(
あきら
)
讃嘆
(
さんたん
)
遥
(
はる
)
遭
(
あ
)
錐
(
きり
)
閃
(
ひらめ
)
閃光
(
せんこう
)
鞠
(
まり
)
頬
(
ほお
)
頬笑
(
ほほえ
)
馬鹿
(
ばか
)
奴
(
やつ
)
仰向
(
あおむ
)
傭
(
やと
)
匂
(
にお
)
可憐
(
かれん
)
呟
(
つぶや
)
呪詛
(
じゅそ
)
呻
(
うめ
)
喉
(
のど
)
喘
(
あえ
)
喧嘩
(
けんか
)
四辻
(
よつつじ
)
夕闇
(
ゆうやみ
)
外套
(
がいとう
)
環
(
わ
)
廻
(
まわ
)
怪訝
(
けげん
)
悶
(
もだ
)
拳骨
(
げんこつ
)
据
(
す
)
揉
(
も
)
枕
(
まくら
)
欠伸
(
あくび
)
沮喪
(
そそう
)
灼
(
や
)
焦
(
じ
)
一縷
(
いちる
)