“蜜垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みた50.0%
みつたらし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今川焼の隣は手品の種明たねあかし、行灯あんどんの中がぐるぐる廻るのは走馬灯まわりあんどで、虫売の屋台の赤い行灯にも鈴虫、松虫、くつわ虫の絵が描かれ、虫売りの隣の蜜垂みたらし屋では蜜を掛けた祇園ぎおんだんごを売っており
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
何でも買いなの小父さんは、紺の筒袖を突張つっぱらかして懐手の黙然もくねんたるのみ。景気のいのは、蜜垂みつたらしじゃ蜜垂じゃと、菖蒲団子あやめだんごの附焼を、はたはたとあおいで呼ばるる。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)