“ベゴ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:べご
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
タネリは思わず、また藤蔓を吐いてしまって、いきおいよく湿地のへりを低い方へつたわりながら、そのベゴの舌の花に、一つずつ舌を出して挨拶あいさつしてあるきました。
丘のうしろは、小さな湿地しっちになっていました。そこではまっくろなどろが、あたたかに春の湯気を吐き、そのあちこちには青じろい水ばしょう、ベゴの舌の花が、ぼんやりならんで咲いていました。