“牛(ベゴ)” の例文
タネリは思わず、また藤蔓を吐いてしまって、勢(いきおい)よく湿地のへりを低い方へつたわりながら、その牛(ベゴ)の舌の花に、一つずつ舌を出して挨拶(あいさつ)してあるきました。
丘のうしろは、小さな湿地(しっち)になっていました。そこではまっくろな泥(どろ)が、あたたかに春の湯気を吐き、そのあちこちには青じろい水ばしょう、牛(ベゴ)の舌の花が、ぼんやりならんで咲いていました。