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取付
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とッつ
ふりがな文庫
“
取付
(
とッつ
)” の例文
「その方が
心持
(
こころもち
)
が
可
(
い
)
い、命を取ったんだと、そんなにせずともの事を、
私
(
わたし
)
が
訴人
(
そにん
)
したんだから、
怨
(
うら
)
みがあれば、こっちへ
取付
(
とッつ
)
くかも分らずさ。」
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
関取能くお考えください、
私
(
わたし
)
は恥をお話し致しますよ、昨年夏の
取付
(
とッつ
)
きでげしたが、瓜畑を通り掛りまして、真桑瓜を盗んで食いまして、
既
(
すで
)
に縛られて生埋になる処を
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女房のおみねが己に取り付く事の出来ない所から、此の女に
取付
(
とッつ
)
いて己の悪事を喋らせて、お
上
(
かみ
)
の耳に聞えさせ、おれを
召捕
(
めしと
)
り、お
仕置
(
しおき
)
にさせて
怨
(
うら
)
みをはらす了簡に違いなし
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先に藤屋七兵衞の
死骸
(
しげえ
)
が
隠
(
かこ
)
して
在
(
あ
)
るのを
死骸
(
しげえ
)
とは知らいで、寺男の庄吉が先へ誰か
逃込
(
のげこ
)
んで
床下
(
よかした
)
に此の通りちま/\と
寝
(
ねな
)
って
居
(
お
)
りみすと思って、
帯
(
おべ
)
の処へ後生大事にお
前
(
ま
)
さん
取付
(
とッつ
)
いて居りみすと、さ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“取付”で始まる語句
取付端
取付虫