“取付端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とっつきは33.3%
とりつきは33.3%
とりつきば33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書林の奴等やつらに何程の智恵もありはしない、たかの知れた町人だ、何でも一切いっさいの権力を取揚とりあげて此方こっちのものにしてろうと説をさだめた。定めたはいが実は望洋の歎で、少しも取付端とっつきはがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソコデ学友の神田孝平かんだたかひらに面会して、如何どうしても英語をろうじゃないかと相談を掛けると、神田の云うに、イヤもう僕もうから考えて居て実は少し試みた。試みたが如何いかにも取付端とりつきはがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
疑うべからざるものを疑う、お豊は、しばし取付端とりつきばに迷いました。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)