“後戻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あともど96.4%
あともどり3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船問屋ふなどいやの西村から汽船で神戸へ着き、後戻あともどりをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所について古美術を視察見学したのでありました。
写真班しやしんはん英雄えいゆうは、すなはちこの三岐みつまたで一自動車じどうしや飛下とびおりて、林間りんかんてふ逍遥せうえうする博士はかせむかふるために、せて後戻あともどりをしたところである。——
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
後戻あともどりをして元のみちへ出て、半町ほど行くと、掘子は右へ折れた。初さんと自分は真直に坂を下りる。下り切ると、四五間平らな路を縫うように突き当った所で、初さんが留まった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)