“三岐”の読み方と例文
読み方割合
みつまた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写真班しやしんはん英雄えいゆうは、すなはちこの三岐みつまたで一自動車じどうしや飛下とびおりて、林間りんかんてふ逍遥せうえうする博士はかせむかふるために、せて後戻あともどりをしたところである。——
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
実は、この段、ささやき合って、ちょうどそこが三岐みつまたの、一方は裏山へ上る山岨やまそばの落葉のこみち。一方は崖を下る石ころ坂の急なやつ。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三岐みつまたしたにして、れい間道かんだうらしいのをけたとおもふが、横状よこざま無理むりがけをするりとすべつて、自動車じどうしや屋根やね踏跨ふみまたぐか、とドシンとりた。あせひとつかいてない。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)