“業畜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうちく60.0%
がふちく20.0%
ごふちく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
業畜ごうちく、心に従はぬは許して置く、くろがねむろに入れられながら、毛筋けすじほどの隙間すきまから、言語道断の不埒ふらちを働く、憎い女、さあ、男をいつて一所いっしょに死ね……えゝ、言はぬかうだ。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いまじやあもう半年はんとしつたらう、あつさの取着とつつき晩方頃ばんかたごろで、いつものやうにあそびにつて、ひと天窓あたまでゝやつたものを、業畜がふちく悪巫山戯わるふざけをして、キツ/\といて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
業畜ごふちく御主おんあるじ『えす・きりしと』の下部しもべに向つて無礼むらいあるまじいぞ。」と申しも果てず、てうと傾城のおもてを打つた。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)