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取着
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とっつ
ふりがな文庫
“
取着
(
とっつ
)” の例文
「それにおかねさんの思いに
取着
(
とっつ
)
かれでもしちゃ大変だ」お島はそう言いながら、自分の箪笥のなかを
引
(
ひっ
)
くら返していた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
細々
(
こまごま
)
した近所の買がかりに支払をした残りで、彼はまた新しく仕事に
取着
(
とっつ
)
く方針を案出して、そこに安い家を見つけて、移って行ったのであったが
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
新吉も席を離れて、「
私
(
あっし
)
のとこもまだ
真
(
ほん
)
の
取着
(
とっつ
)
き
身上
(
しんしょう
)
で、御馳走と言っちゃ何もありませんが、酒だけアたくさんありますから、どうかマア御ゆっくり。」
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“取着”で始まる語句
取着手
取着端