“とりのこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トリノコ
語句割合
取殘63.6%
取残27.3%
鷲子9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かういふ構造こうぞうおいては、おほきな地震動ぢしんどうたいして眞先まつさきいたむのは最下層さいかそうである。さら震動しんどうつよいと階下かいか部分ぶぶんつぶれ、上層じようそうおほくは直立ちよくりつ位置いちまゝ取殘とりのこされる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そうしたはかない追憶にふけるのは、お前のために取残とりのこされているタッタ一つの悲しい特権なのだ。お前以外に、お前のそうした痛々しい追憶を冷笑しる者がどこに居るのだ……。
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
関東の方でも那須なす矢又やまた村の鷲子とりのこ神社に、二羽烏というのが山中七不思議の一つに数えられているそうだが(『下野神社沿革史』巻八)、これも恐らくお社の祭なり