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取残
ふりがな文庫
“取残”の読み方と例文
旧字:
取殘
読み方
割合
とりのこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりのこ
(逆引き)
こんな事件が続いてある
間
(
あいだ
)
、市郎は暗い岩穴の底に
取残
(
とりのこ
)
されて、救いの人々の来るのを待っていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そうした
儚
(
はか
)
ない追憶に
耽
(
ふけ
)
るのは、お前のために
取残
(
とりのこ
)
されているタッタ一つの悲しい特権なのだ。お前以外に、お前のそうした痛々しい追憶を冷笑し
得
(
う
)
る者がどこに居るのだ……。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
葬
(
とむら
)
いが済んで何も
彼
(
か
)
も一段落を告げると、夫人を死に導いた別荘は見るのも嫌だと言って、その年のうちに取りつぶさせ、一人
取残
(
とりのこ
)
された喜田川三郎氏は、野心も、功業も、名誉も
奇談クラブ〔戦後版〕:01 第四の場合
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
取残(とりのこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付
“取残”のふりがなが多い著者
夢野久作
岡本綺堂
野村胡堂