“じよ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徐々66.7%
徐徐16.7%
所々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまその二本にほん烟筒えんとうからさかんに黒煙こくえんいてるのはすで出港しゆつかう時刻じこくたつしたのであらう、る/\船首せんしゆいかり卷揚まきあげられて、徐々じよ/\として進航しんかうはじめた。
群集は門衛に切符を渡し、一列に成つて電灯のいて居る狭い螺旋がた石階いしだん徐徐じよ/\と地下へ降り始めた。戯れに御経おきやうを唱へ出す男のむれがあつて皆を笑はせた。日本ならば念仏と云ふ所であらう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
極め甚右衞門外兩人の者も其の夜は寺にとまりける此日は三月節句の事なれば村方むらかた所々じよ/\にて宵の中は田舍唄ゐなかうた又は三味線などひきて賑ひ名主九郎右衞門方へも組頭くみがしら佐治右衞門周藏しうざう忠内ちうない七左衞門等入來いりきたり座頭に儀太夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)