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徐々
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じよ/\
そして
殘つた
四分の
三の
雨が
葉から
枝、
枝から
幹へ
流れて、
徐々に
地面に
落ち、そこにある
落ち
葉に
吸ひ
取られるのです。
今や
其二本の
烟筒から
盛んに
黒煙を
吐いて
居るのは
既に
出港の
時刻に
達したのであらう、
見る/\
船首の
錨は
卷揚げられて、
徐々として
進航を
始めた。
たとひ
多少強い
地震を
起すことがあつても、それは
中流以下のものであつて、
最大級の
程度を
遙かに
下つたものである。
前に
噴火の
前後に
地盤の
變動が
徐々に
起ることを
述べた。
人車は
徐々として
小田原の
町を
離れた。
僕は
窓から
首を
出して
見て
居る。
忽ちラツパを
勇ましく
吹き
立てゝ
車は
傾斜を
飛ぶやうに
滑る。
空は
名殘なく
晴れた。
海風は
横さまに
窓を
吹きつける。
(ヘ)
草本帶(
高山植物)。
人々がお
花畠といひ
山上の
花園としてめづらしがり、あこがれてゐるのがこの
草本帶です。
前の
偃松帶の
上部が
徐々にこの
草本帶に
移つて
行きます。
今一個の
人あり、
車臺に
坐して、
右手に
柄子を
握つて
旋廻輪を
廻しつゝ、
徐々に
足下の
踏臺を
踏むと
忽ち
傍に
備へられたる
號鈴器はリン/\と
鳴り
出して、
下方の
軸盤の
靜かに
回轉を
始むると
共に
またさきほどお
話したように、
落ち
葉や、
苔類が
水を
多く
含み、したがつて、
地中にも
多量の
水分をしみこませますから、たとひ
旱天が
久しく
續いても
森林はその
保つてゐる
水分を
徐々に
流し
出し