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偃松帶
(ホ)
灌木帶(
偃松帶)。 えぞまつやとゞまつの
針葉樹林を
出てその
先へ
移ると、
急に
光が
強く、あたりはぱっと
明るくなつたような
氣がします。
即、そこは
灌木帶といふところで、
殊に
偃松が
目につくので、
偃松帶ともいつてゐます。
偃松は
地上二三尺のところに
腕を
伸ばし、
肘を
張つたように、
枝を
四方にひろげてゐます。
(ヘ)
草本帶(
高山植物)。
人々がお
花畠といひ
山上の
花園としてめづらしがり、あこがれてゐるのがこの
草本帶です。
前の
偃松帶の
上部が
徐々にこの
草本帶に
移つて
行きます。