“処〻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょしょ50.0%
ところどころ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこを通り抜けて、一畳はばに五畳か六畳を長く敷いた入側いりかわ見たような薄暗い部屋を通ったが、茶の間でもその部屋でも処〻しょしょで、足踏あしぶみにつれてポコポコとゆるんで浮いている根太板ねだいたのヘンな音がした。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
するとこれは古くなって処〻ところどころ汚れたり損じたりしてはいるが、なかなか叮嚀ていねいかれたもので、巧拙は分らぬけれども、かつて仇十州きゅうじっしゅうの画だとか教えられて看たことのあるものにた画風で
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)