“地維”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちい75.0%
ちゐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地維ちいかくるかと思はるゝ笑ひ聲のどよめき、中之町の通りは俄かに方角の替りしやうに思はれて、角町すみちやう京町きやうまち處々のはね橋より、さつさ押せ/\と猪牙ちよきがゝつた言葉に人波を分くる群もあり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
天柱くだけ地維ちいかくるかと思はるる笑ひ声のどよめき、中之町なかのてうの通りはにわかに方角の替りしやうに思はれて、角町すみてう京町きようまち処々ところところのはね橋より、さつさ押せ押せと猪牙ちよきがかつた言葉に人波を分くる群もあり
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
天柱くだけ地維ちゐかくるかと思はるゝ笑ひ声のどよめき、仲之町の通りは俄に方角の変りしやうに思はれて、角町京町処々のはね橋より、さつさ押せ/\と猪牙ちよぎがゝつた言葉に人波を分くる群もあり
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)