“尊王攘夷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんのうじょうい90.9%
そんわうじようゐ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それの巻頭には誰の筆とも知らず、達筆に尊王攘夷そんのうじょういの主意がしたためられてあって、その主意に賛成の者は来るを拒まず、ということになっている。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
国の隅々からわきたつ「尊王攘夷そんのうじょうい」の声は、かれをも宮家の一有司たる位置から奮起させずにはおかなくなっていた。
日本婦道記:尾花川 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その翌年、すなはち慶應の三年、僕の廿さいの年には所謂いはゆる時事益々切迫で、——それまでは尊王攘夷そんわうじようゐであつたのが、何時いつにか尊王討幕になつてしまつた。所謂危急存亡のときだ。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)