“そんのうじょうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尊王攘夷90.9%
尊皇攘夷9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尊王攘夷そんのうじょういを旗じるしにする一部の水戸の志士はひそかに長州と連絡を執り、四月以来反旗をひるがえしているが、まだその騒動もしずまらない時だ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
尊王攘夷そんのうじょういを奉じる士気はさらにふるい、たとえ、一時は脱藩だっぱんの汚名をうけても、やがては藩侯へ赤誠もとどくものと——彼の胸中には俯仰ふぎょうして恥じる何ものもなかった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されば、「天誅組」の仲間になったとても、事改めてギリギリ歯をんで尊皇攘夷そんのうじょういを絶叫するなんという勢いになれるはずがないのです。ただ、あの喧嘩の一幕を納めた松本奎堂の意気が面白い。