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攘夷論
ふりがな文庫
“攘夷論”の読み方と例文
読み方
割合
じょういろん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じょういろん
(逆引き)
大変
(
おおか
)
わり。こないだも江戸
土産
(
みやげ
)
を
吾家
(
うち
)
へ届けてくれた飛脚がありましてね、その人の話には
攘夷論
(
じょういろん
)
が大変な勢いだそうですね。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その
攘夷論
(
じょういろん
)
があまり激烈に過ぐるという
廉
(
かど
)
を以て、腹を切らせられた同志もある。金銭上の疑いをかけられて直ちに
詰腹
(
つめばら
)
となったり、いささかも脱隊の形跡があれば直ちに死を与えられる。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
然
(
しか
)
らば幕府の内情は
如何
(
いかん
)
というに
攘夷論
(
じょういろん
)
の
盛
(
さかん
)
なるは当時の
諸藩
(
しょはん
)
に
譲
(
ゆず
)
らず、
否
(
い
)
な徳川を一藩として見れば諸藩中のもっとも
強硬
(
きょうこう
)
なる
攘夷
(
じょうい
)
藩というも可なる
程
(
ほど
)
なれども、ただ
責任
(
せきにん
)
の局に
在
(
あ
)
るが
故
(
ゆえ
)
に
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
攘夷論(じょういろん)の例文をもっと
(3作品)
見る
“攘夷論”の解説
攘夷論(じょういろん)は、日本においては幕末期に広まった、外国との通商反対や外国を撃退して鎖国を通そうとしたりする排外思想である。元は中国の春秋時代の言葉で、西欧諸外国の日本進出に伴い、夷人(いじん)を夷狄 (いてき) 視し攘(はら)おう、つまり実力行使で外国人を排撃しようという考えであり、華夷思想による日本の独善的観念と国学に基づいた国家意識が源となっている。
(出典:Wikipedia)
攘
漢検1級
部首:⼿
20画
夷
漢検準1級
部首:⼤
6画
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
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