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敬慕
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けいぼ
ふりがな文庫
“
敬慕
(
けいぼ
)” の例文
信雄として、この人を、
敬慕
(
けいぼ
)
と感激の眼で仰がずにいられない。亡父はいい知己をのこしておいてくれた。そう思わずにいられない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
敵を
殺
(
ころ
)
したる時
復讐
(
ふくしう
)
の意を以て其肉を食ふとか、
親戚
(
しんせき
)
の死したる時
敬慕
(
けいぼ
)
の
情
(
じやう
)
を表す爲其肉を食ふとか、
幾分
(
いくぶん
)
かの
制限
(
せいげん
)
は何れの塲合にも
存在
(
そんざい
)
するものなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
彼
(
かれ
)
は、
日
(
ひ
)
ごろ
敬慕
(
けいぼ
)
する
山
(
やま
)
だけに、
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
えなかったけれど、
別
(
わか
)
れを
惜
(
お
)
しむよう、
頭
(
あたま
)
を
下
(
さ
)
げました。
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
もなく、
汽車
(
きしゃ
)
がきたので、
意気込
(
いきご
)
んで、それへ
乗
(
の
)
りました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
妾
(
しょう
)
が彼女を愛し、彼女が妾を
敬慕
(
けいぼ
)
せるは
上
(
かみ
)
に述べたるが如き事情なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
こんな
夢物語
(
ゆめものがたり
)
をいつまで
続
(
つづ
)
けたとて
致方
(
いたしかた
)
がございませぬから、
良
(
よ
)
い
加減
(
かげん
)
に
切
(
き
)
り
上
(
あ
)
げますが、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
弟橘姫様
(
おとたちばなひめさま
)
に
対
(
たい
)
する
敬慕
(
けいぼ
)
の
念
(
ねん
)
は
在世中
(
ざいせちゅう
)
から
深
(
ふか
)
く
深
(
ふか
)
く
私
(
わたくし
)
の
胸
(
むね
)
に
宿
(
やど
)
って
居
(
い
)
たことは
事実
(
じじつ
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
『
此
(
この
)
艇名
(
ていめい
)
は、
我
(
わ
)
が
敬慕
(
けいぼ
)
する
山岡鐵舟先生
(
やまをかてつしうせんせい
)
の
詩
(
し
)
より
採
(
と
)
つたのです。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
妾が
敬慕
(
けいぼ
)
の念はいとど深くなりゆきたるなり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“敬慕”の意味
《名詞》
敬慕(けいぼ)
尊敬し慕うこと。
(出典:Wiktionary)
敬
常用漢字
小6
部首:⽁
12画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“敬”で始まる語句
敬虔
敬
敬々
敬礼
敬服
敬意
敬愛
敬畏
敬禮
敬宇