“目映”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まばゆ35.7%
まば28.6%
まぶ21.4%
まぼ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中央の太き柱は薬玉くすだまおよび小旗をって飾られ、無数の電灯は四方あたりに輝きて目映まばゆきばかり。当夜の料理は前壁に対せし一列の食卓に配置さる。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
かくて仲善き甲乙ふたり青年わかものは、名ばかり公園の丘を下りて温泉宿へ帰る。日は西に傾いてたにの東の山々は目映まばゆきばかり輝いている。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
外はクワッと目映まぶしいほどよい天気だが、日蔭になった町の向うのひさしには、霜がうっすりと白く置いて、身が引緊るような秋の朝だ。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
代助は目映まぼしそうに、熱い鏡の様な遠い空を眺めた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)